
こたつ布団クリーニングの料金相場|利用頻度とコインランドリー利用時の注意点も解説
冬の寒さを乗り越えるための大事なお供といえば、こたつですよね。日々の汚れが蓄積されるのにこたつ布団は大きいので、なかなかお手入れができません。
部分的な汚れは取れるものの、そのまま来年…と片づけてしまうと、ダニや汚れも一緒に片づけてしまうことになってしまいます。片づける前に、こたつ布団は毎年クリーニングするのがおすすめです。
今回はこたつ布団をクリーニングに出すか、買うかと悩んでいる人への最適解をご紹介します!クリーニング店に持ち込むのが面倒な方に、宅配クリーニングの料金一気見表もご用意してますので、ぜひ参考にご覧ください。
目次
こたつ布団はクリーニングに出す?買う?どっちが安い?

毎年使うこたつ布団をお手入れしたいけど、洗濯するのは大変だしクリーニングに出すのはもったいない…という方もいるでしょう。
そこでこの章では、クリーニングに出すべきか、新しく買うかと悩んでいる方に、クリーニングに出した場合、新しく買った場合にかかる費用をご説明します。
結論、クリーニング料金としては、宅配より店舗に出す方が当然安くなりますが、持っているこたつ布団の元の値段を上回る料金の場合は、クリーニングに出すよりも新しいこたつ布団を購入する方がおすすめです。費用詳細は以下の通りです。
こたつ布団1枚あたり | |
---|---|
新しく買う | 5,000~12,000円 |
クリーニング(持ち込み) | 4,000~5,000円 |
クリーニング(宅配)※2枚セット~ | 5,000~7,000円 |
最も安く済む可能性が高いのは、クリーニング店舗でのクリーニングです。こたつ布団を持ち込むのは手間ではありますが、店舗によっては1枚4,000~5,000円でクリーニングしてもらえるので、比較的安く済みます。
宅配クリーニングの場合は、こたつ布団単体でクリーニングを受け付けている業者は少なく、たいてい2枚からの依頼になるため、他にもクリーニングに出したい布団がある場合は、まとめて出すとお得ではありますが、総額としては、10,000円を越えてしまうでしょう。
こたつ布団の買い替え時はいつ?

持っているこたつ布団をまだまだ使いたい、捨てるのはもったいない!という方に、一般的な掛布団の最適な買い替え時期をご紹介します。※
布団の素材別の買い替え時期 | |
---|---|
羊毛(ウール) | 5年 |
ポリエステル | 5年 |
綿 | 5年 |
羽毛 | 10年 |
上記はあくまで目安です。使い方や汚れ具合で買い替えの時期が変わります。
こたつ布団も掛布団と中身は同じなので、基本的には5年程度は使えるようです。
ふんわり感がなくなってきたり、生地が薄くなってきたと感じたら買い替えのタイミングになります。
※参考:布団の寿命はいつ?買い替えのサインや長持ちさせるお手入れ方法など解説|NELL
こたつ布団を粗大ゴミに出すときの平均料金と日数
こたつ布団を買い替えるとなると、面倒なのは処分方法。ここでは、こたつ布団の処分方法をご紹介します。
出し方 | 料金 |
---|---|
粗大ごみ | 200~500円 |
一般ゴミ | 無料 ※切り刻んで捨てる |
不用品回収 | 1,000円~ ※業者による |
一般的なのは、粗大ごみとして捨てる方法ですが、早く安く捨てられるのは可燃ごみの日に、こたつ布団をゴミ袋に入る程度にはさみで切って捨てる方法です。ただ、かなりの綿や糸が出てくるのでおすすめしません。
こたつ布団のクリーニングを考えている人の中には、買い替えと悩んでいる方も多いと思いますが、意外と処分のことまで考えると面倒ですよね。
※参考:布団の捨て方とは?処分方法ごとの費用とメリット・デメリット|不用品回収ルート
こたつ布団をクリーニングに出すのがおすすめな理由

高いお金を払ってクリーニングに出すくらいなら安いものを買って汚れたら買い替えというサイクルにしてしまうのもありですが、少しもったいない気もしますよね。
買い換えや処分の手間を考えると、こたつ布団は、クリーニングに出して長くきれいに使い続けるのがおすすめです。
ここでは、こたつ布団をクリーニングに出した方が良い理由(メリット)を3つ紹介します。
こたつ布団をクリーニングに出した方がいい理由
それぞれ詳しく解説していきます。
落ちない汚れや臭いがとれる

クリーニングに出すと丸洗いをしてくれるので、自宅でやる天日干しや、消臭除菌スプレーだけでは除去できない汚れや臭いを落とすことができます。
こたつ布団には、きれいに使っているつもりでも意外と食べこぼしや皮脂汚れ、汗染みなどがついています。除菌スプレーをすれば一時的に臭いはごまかせるかもしれませんが、汚れ自体は落ちません。
スプレーを使いすぎると更にシミができたりする恐れもあるため、丸洗いはプロに任せるのがおすすめです。
カビやダニを駆除できる

クリーニングに出すと、汚れや臭いだけでなく、カビやダニといった厄介なアレルゲンも除去できます。
こたつ布団は基本的に出しっぱなし、毎日片づけている人はいませんよね。こたつは、こもった湿気の逃げ場がなくなりカビが生えやすいんです。普通の洗濯した後の天日干しでは、ダニが布団の繊維の奥に逃げて、駆除できないため、クリーニングに出す必要があるのです。
クリーニング業者によっては、防カビ・防ダニ加工をオプションでできる業者もあるので、クリーニングに出せばカビ・ダニができにくくなります。
天日干しよりもフワフワになる

クリーニングに出すと、自宅で洗うよりもよりフワフワに仕上がるのもメリットの1つです。
こたつ布団を天日干しすると、湿気は逃がすことができるかもしれませんが、布団に染みついた汚れやダニが死滅するわけではありません。
いくら晴れていてもダニは太陽が当たらない奥に逃げ込んで、死んだダニやフンをベランダにまき散らすだけになってしまい、こたつ布団をたたくごとに生地が傷み、中綿はよれてしまいます。
クリーニングに出せば専用の洗濯機・乾燥機を使い、最適な方法でクリーニングをしてくれるので、使い古したこたつ布団でもふわふわに仕上げてくれます。本当のふわふわ感を味わうためにはクリーニングに出すのがおすすめです。
※参考:布団クリーニング FUTON CLEANING|ホワイト急便

【体験検証】羽毛布団の宅配クリーニングおすすめ人気ランキングTOP10|仕上がりや納期を徹底検証(2025年最新)
こたつ布団をクリーニングに出す頻度と安い時期は?

こたつ布団は、汚れが気にならなければ2~3年に1度のクリーニングに出す程度で良いでしょう。
ただし、食べ物・飲み物などをこぼして大きく汚してしまった場合は、すぐにクリーニングに出しましょう。
布団クリーニングの繁忙期は、利用シーズンが終わる3~4月、利用シーズンが始まる9月後半~10月頃です。その時期は、クリーニング業者各社お得なキャンペーンを実施していることが多いので、少しでも安くクリーニングに出したい場合は、3~4月、9~10月に出すのがおすすめです。ただし、繁忙期な分、クリーニング日数も2~3週間かかる場合があることを想定しておきましょう。

相場より安い布団クリーニングおすすめ業者を厳選|宅配・持ち込み別18社の料金を徹底比較【2025年最新】
こたつ布団をクリーニングに出した後の注意すべきポイント
こたつ布団をクリーニングに出して、さあ安心…というわけではありません。クリーニングに出した後のケアも実は重要です。
ここでは、こたつ布団のきれいを少しでも長持ちさせるためのポイントを3つ紹介します。
こたつ布団クリーニング後のきれいを長持ちさせるためのポイント
クリーニング後は陰干しする
こたつ布団をクリーニングに出した後は、必ずビニールから外して陰干しをしましょう。こたつ布団のクリーニングは余熱に湿気が含まれている可能性があります。
湿気の含んだこたつ布団を、そのまま保管するとカビの原因になります。天日干しするとせっかくクリーニングに出したこたつ布団に花粉や汚れがついてしまうので、お部屋の中で広げて陰干しをするといいでしょう。
保管はビニールではなく布製の袋

クリーニング後、そのまま保管する場合は、布製の布団袋や防虫効果のある袋にいれて、押し入れやクローゼットに保管しましょう。
クリーニングした後に梱包されているビニール袋は、クリーニング後に汚れが付かないための簡易的なカバーなのですぐにしてください。(圧縮袋の場合はそのまま収納でもOK)
ビニール袋のままだと、湿気がこもってしまい、せっかくクリーニングに出したこたつ布団が台無しになってしまいます。
※参考:クリーニング後のビニール袋は外して収納を|ホワイト急便
圧縮袋や宅配クリーニングの保管サービスもおすすめ
こたつ布団をクリーニングに出して布団袋に保管したものの、場所をとって邪魔なこともありますよね。
そんな時におすすめなのが圧縮袋です。100円ショップで手に入ることも多く、約2分の1のボリュームで保管ができます。
ただ欠点は、長期間圧縮したままにしておくと、ふんわり感が損なわれてしまうことです。収納スペースが狭い場合は、クリーニングの保管サービスを利用すると次のシーズンまで預かってくれるのでおすすめですよ。
こたつ布団は、自分で洗わない方が良い3つの理由
こたつ布団をクリーニングに出した方がよいとお伝えしましたが、「お金かけたくないし、自分で洗えるなら洗いたい」と思う方もいるでしょう。
結論、こたつ布団を自分で洗うのはおすすめしません。その理由は以下の通りです。
こたつ布団を自分で洗わない方が良い理由
洗濯機が故障する原因になる

「洗濯OK」という謳い文句で売っているこたつ布団もたくさんありますが、家庭用の洗濯機よりもこたつ布団の方が大きく、無理やり洗濯してしまうと故障の原因になります。
なんとか洗濯機を回したものの、一部分しか洗えていないという場合もあるので、洗うならば洗濯機よりもクリーニングに出した方がよいでしょう。
どうしても自分で洗いたい場合は、布団の洗濯に対応しているコインランドリーで洗うのもおすすめです。詳しくは、後述の「こたつ布団をコインランドリーで洗う前の注意点」をご覧ください。
手洗いだと汚れが落ちにくい
洗濯機ではなく、こたつ布団をお風呂などで踏み洗いする方法もありますが、大前提、時間も労力もかかります。
- 湯船に水をためる
- 洗濯用洗剤を入れ汚れが出てくるまで踏み洗い
- 水を流してもう一度踏み洗い
- 水が綺麗になるまで洗剤を洗い落とす
上記の工程を踏まないといけないので、お金はかかりませんが大変ですよね。
乾燥に時間がかかる

こたつ布団を洗い脱水までできた場合、残るは天日干しですが、大きい分、完全に乾かすのには、1日以上かかります。
重すぎて持てない状態になるので、一晩経っても片側の水が落ちていないことも多いです。乾いたと思っても意外と中綿までしっかりと乾いていない場合もあり、その場合カビの原因になってしまいます。
洗濯機の脱水機能を使用することもできますが、重すぎて洗濯機が壊れる可能性が更に高まりますので、やめましょう。
こたつ布団をコインランドリーで洗う前の注意点

こたつ布団をしっかり洗いたいけど、クリーニングに出すのはもったいないし、家で洗うのも大変そう…!そんな方におすすめなのが、コインランドリーで洗う方法です。
大型の洗濯機が洗濯、乾燥まで行ってくれるので、割安&最短でこたつ布団を綺麗にすることができます。
ここでは、コインランドリーでこたつ布団を洗う際に事前に知っておくべき注意点を紹介します。
コインランドリーでこたつ布団を洗う前の注意点
布団OKの洗濯機・乾燥機か事前にチェック

こたつ布団をコインランドリーに持っていく前に、こたつ布団を洗えるサイズの洗濯機に乾燥機機能がついているか調べましょう。もちろん洗うだけ洗って、家で天日干しするのもOKですが、濡れているこたつ布団を持って帰るのは大変です。
洗濯機と乾燥機が別々に置いてあるコインランドリーもあるので、乾燥までするか洗濯までするか事前に決めておきましょう
洗濯 | 1,000円~1,200円 |
乾燥(1時間) | 800~1,000円 |
コインランドリーで、おおよそ1,800~2,000円で洗濯と乾燥まで終わらせることができます。洗濯用洗剤や柔軟剤も自動投入されるので持っていくのはこたつ布団だけと便利です。
古いコインランドリーでは自分で購入する場合もあるので、店舗に持っていく前に必ず確認しましょう。コインランドリーでの乾燥具合によっては、生乾きかな…と思う場合もありますが、追加で乾燥せず天日干しすると、こたつ布団を痛めなくて済みます。
気になる汚れは部分洗いしておく

こたつ布団をコインランドリーで洗濯する前に、大きな汚れやシミがある場合は、自分で部分洗いをしておきましょう。
大きく洗うのは大変ですが、こたつ布団の一部分に洗剤を浸け置きしておき、一緒にコインランドリーで洗ってしまえば、気になる汚れも落ちやすくなります。
洗濯後は生乾きなので天日干しが必須

こたつ布団をコインランドリーで洗濯&乾燥した後は、必ず天日干ししましょう。
コインランドリーで洗濯したこたつ布団はクリーニングに出したこたつ布団よりも、中まで乾燥できていません。しっかり天日干しし、自然乾燥をしてから、こたつ布団を収納するようにしましょう。
※参考:コインランドリーでこたつ布団を洗うときの料金・値段や使い方|コインランドリーピエロ
※参考:こたつ布団はコインランドリーで洗うのがおすすめ!手順や料金を紹介|コインランドリー総合サイト
まとめ
こたつ布団のクリーニング相場や、メリット、コインランドリーで洗う方法について紹介しました。
この記事のまとめ
- こたつ布団クリーニングの料金相場は、1枚5,000円程度
- 宅配クリーニングの場合は、2枚~の場合が多い
- 少しでも安く済ませたいならコインランドリーもおすすめ
- 自分でこたつ布団を洗うのは洗濯機の故障・カビ原因のリスクあり
こたつ布団は、買い換えるよりは、クリーニングに出した方が安いです。
宅配クリーニングの場合は、他の敷布団などとまとめて出すと1枚の単価がかなり安くなるので、オフシーズンにまとめてだすのもおすすめですよ。

羽毛布団クリーニング業者20社の料金一覧|宅配・店舗別の相場と利用頻度を解説!

【体験検証】羽毛布団の宅配クリーニングおすすめ人気ランキングTOP10|仕上がりや納期を徹底検証(2025年最新)