子供に人気の習いごとTOP5!7割以上の親が習いごとをさせる理由とは?
カジナビ編集部では世の中の気になる疑問に関するアンケート調査を実施!世の中の人の考えを発信していきます!
今回のテーマは「子供の習いごと」!
小学生までの子供を持つ732人を対象に、子供の習いごとについてアンケートしました。
どんな習いごとをさせているのか、月謝はどのくらいかかっているのか、コロナの影響はあったかなどをまとめました。
目次
今回のアンケートはこんな内容
今回の対象者は小学生までの子供を持つ732人です。
アンケートの質問項目
- 子供の年代
- 子供の性別
- 子供は習いごとをしてる?
- 習いごとをさせている/させていない理由
- 現在させている習いごと(複数回答)
- 子供1人あたりの月謝の合計額
- 習いごとの考え方に対するコロナの影響
- 今の習いごとを選んだ理由や今後やらせたい習いごとなど(自由記述)
回答者のお子さんの年代・性別の内訳はこちらです。
7割が子供に習いごとをさせている
まず、子供に習いごとをさせている人はどのくらいいるのでしょうか。現在習いごとをさせているかどうかを尋ね、回答を年代別にもまとめました。
全体の7割が「子供に習いごとをさせている」と回答しました。
習いごとをしている割合を年代別に見ると、0歳でわずか17%だったのが年齢が上がるにつれだんだんと高くなり、4〜6歳では76%、7歳以上になると約9割が習いごとをしていることが明らかになりました。
子供に習いごとをさせる/させない理由って?
子供に習いごとをさせている人、させていない人、それぞれに対して理由を尋ねました。回答者のコメントと併せてご覧ください。
子供に習いごとをさせている理由
子供に習いごとをさせている理由第1位は「子供がやりたがった」(231人)でした。やはり本人の希望や、関心を持ったものを習わせる人が多いようですね。
2位は「子供の将来のため」(192人)でした。将来役立ちそうなスキルを身に付けさせたい、子供の持っている能力を伸ばしてあげたいと思う親心ですね。
3位は「苦手の克服」(81人)でした。子供が不得意なことがつい気になってしまう…それも世の親の常。少しでもできるようになってほしい、苦手なことでも挑戦する姿勢を持ってほしい、そんな思いを感じます。
習いごとの中で身に付くスキルはもちろん、経験や人との出会いを通して様々なことを学んでほしい。理由の如何にかかわらず、子供の成長を心から願う気持ちが伝わってきました。
子供に習いごとをさせていない理由
習いごとをさせていない理由第1位は「年齢的にまだ早い」(110人)でした。本人が何に興味があるのかまだ分からない、○歳になったらさせようかな…と考えている人が多いようですね。
第2位は「子供がやりたがらない」(35人)でした。
はっきりと意思表示をしないお子さんや何かを始めるのに慎重になりがちなお子さんを、時にやきもきしながら温かく見守る姿が感じられました。
同率2位で「金銭的余裕がない」(35人)も上がっていました。
叶うことなら十分に学ばせてあげたいけど、現実には経済的な制約があります。「もう少し余裕ができたら…」と考えている人もいるようです。
習いごとをさせてあげたいけど様々な問題で思うようにいかず、思い悩む姿がありありと想像できます。育児は葛藤の連続ですね…。
どんな習いごとさせてる?一番人気は「運動系」!
現在習いごとをさせているという人に、どんな習いごとかを答えてもらいました。回答数が多かった順のランキングはこちらです。
それぞれの習いごとに関して、寄せられたコメントを紹介します。これから習わせようかな?と考えている人は必見!
運動系(326人)
幅広い年齢の子供に人気の運動系、習いごとをしている人の半数以上を占めていました。
定番の水泳、サッカーやバスケットボールなどの球技、空手や剣道などの武術、チアリーディングやダンス、体操などバラエティに富んでいて、子供の興味を引き出しやすいのも人気の理由かもしれません。
子供に体力がない、体に弱いところがあるのは親としても気になるところ。運動を通して心身共に健やかに成長してほしいものですね。
学習系(167人)
運動系に続き、2番目に人気だったのは学習系の習いごとでした。
進学塾・公文式・学研教室などの学習塾、チャレンジやスマイルゼミなどの通信教育、そろばんや書道など。基礎的な学習から進学を目的としたものまで、様々な習いごとが挙げられていました。
学習を通して新しいことを知ることの楽しさ、真摯に取り組む姿勢を身に付けてほしい、そんな思いが伝わってきました。
音楽系(134人)
小さい頃から子供番組で歌やダンスに慣れ親しんでいる子には、楽しみながら豊かな感性が身に付く音楽系の習い事はうってつけ!
代表格であるピアノを筆頭に、音楽教室、リトミック、合唱など、様々なジャンルで音楽を学ばせているようです。
時に壁にぶつかっても頑張って乗り越える姿、何より子供が楽しんでいる姿を目にすると、親としてとても嬉しい気持ち、応援したい気持ちになりますね。
語学系(82人)
グローバル化が進む世界、日本でも生活の中で外国の方と接する機会が多くなっています。世界で活躍できる人材になるには、まず語学系の習いごとを!と考える親御さんもいらっしゃるようですね。
学校で英語を学び始める学年も下がってきて、社会の中でも重要性が高まっています。学校教育だけでなく、実践的な英語力を身に付けさせたいと考えている方が多いようですね。
芸術系(31人)
子供の瑞々しい感性を育み、表現する喜びを経験できる芸術系の習いごとをさせている方もいらっしゃいました。
バレエやダンス、アートやクラフトなどの絵画教室など、体力や集中力もつく物が選ばれているようです。
芸術の世界の美しさに触れつつ、できれば実用的なものも身につけてほしい…と願うのは、子を思う親だからこそですね。
気になる月謝!半数以上は10,000円未満
子供には体力をつけさせたい、勉強も頑張ってほしい、豊かな感性も育てたい…と思うのは当然の親心。しかし現実には経済的な制限もあります。
子供1人の習いごとにどれくらいの月謝を払っているのか、まとめました。
最も多いのは「5,000〜10,000円未満」(41%)で、「5,000円未満」(16%)と合わせると半数以上の57%が月謝は10,000円未満という結果でした。
1人あたりの月謝が2〜3万、それ以上という家庭も15%ほどありました。
月謝だけでなく、習いごとには「子供の送迎」「宿題や練習に付き合う」「試合や発表会のお手伝い」「先生とのコミュニケーション」「子供のメンタルケア」などなど、様々な親のサポートが必要になります。
お金・時間・労力を費やし、親御さんは全力で子供たちの成長をバックアップしているのです!
コロナ禍で習いごとへの意識は変わった?
2020年はコロナウイルスの影響で、習いごとの現場も様々な対応を迫られた年でした。
親の立場である回答者のみなさんは、子供に習いごとに対して考え方の変化はあったのでしょうか。
最も多かったのは「特に考えは変わらない」(56%)でした。半数以上は、どんな状況でも変わらず学んでほしいと考えているようでした。
2番目に多かったのは「オンラインでできるものを」(18%)でした。感染防止のために、なるべく人との接触が少ない方法で習いごとをさせたいと考える人もいるようです。
3番目に多かったのは「運動系をさせたい」(17%)、4番目は「学習系をさせたい」(6%)でした。自粛・休校期間中に体力・学力が低下したことを心配する人も多いようです。
5番目に多かったのは「プログラミングをさせたい」(3%)でした。学校でプログラミングが必修化したことに加え、仕事や授業、プライベートでもオンライン化が進んで、今後ますます社会の中にITが取り入れられる可能性からでしょうか。
最も少ない割合ではあったものの、コロナの影響で経済的に余裕がなくなったことから「習いごとをやめさせたい・減らしたい」(1%)という意見も…。
社会が大きく変化すると、子供の習いごとに関して色々と考えさせられますね。
こんな状況だからこそ、子供には困難に対応できる力を身につけてほしいと思う親の気持ちは変わらないようです。
まとめ
小学生までの子どもを持つ732人に子供の習いごとについてのアンケートを実施した結果、次のことが分かりました。
今回のアンケート結果で分かったこと
- 子供に習いごとをさせているのは全体の7割
- 小学生以上では9割が習いごとをしている
- 習いごとを始めるきっかけは子供の意思
- 人気No.1は運動系で、苦手克服や体を鍛える為
- 半数以上は月の習いごと予算10,000円以下
子供に習いごとをさせている人は7割に及び、今はさせていなくても「いずれさせたい」と考えている人が多くいることが分かりました。
一番人気の習い事は水泳やサッカーなどの運動系でしたが、子供自身の意思を尊重して習いごとを決めている人が多いようでした。
習いごとの1人あたりの月謝は、半分以上が1万円未満でした。しかし中には数万円という人も。
習いごとをさせている・いないにかかわらず、共通しているのは子供の成長を心から願う気持ちでした。
習いごとの中で努力した時間、壁にぶつかった苦しみ、出来たときの喜びは、一生の宝物になります。
今日も習いごとに向かう子供たちの中に、そんな宝物がたくさん積み重なってほしいですね!