【2024年最新】エアコンのお掃除機能は必要なし!デメリットの理由を徹底解説
最新のエアコンにはほとんどと言っても良いほど搭載されている「自動お掃除機能」
「エアコン掃除はAIに任せましょう」
「お掃除は必要ありません!」
こういった宣伝に、恐らくほとんどの方が「自分で掃除しなくて済むんだ」と、その効果を疑わずに購入したはず。
しかし、エアコンのお掃除機能とは、エアコン内部の隅々までキレイに掃除してくれる機能ではありません。自動お掃除機能がついていても定期的なクリーニングは必要なんです!
中には「自動お掃除機能はいらない」という意見も…。
そこで今回は、エアコン業界でもメジャーな「自動お掃除機能」を徹底追及します。
他にも「お掃除機能がいらない3つの理由」や「お掃除機能付きエアコンを安く対応してくれるクリーニング業者」なども紹介していますので、これからエアコンを購入する方もぜひ最後までチェックしてください。
目次
エアコンの自動お掃除機能とは?
自動お掃除機能とは「エアコン内部についたゴミやホコリを自動で取り除く」機能のことで「フィルター自動洗浄」とも呼ばれています。
自動お掃除機能が初めて登場したのは2003年。富士通ゼネラルが開発した「nocria(ノクリア)」が、この機能を初搭載し話題に!
他の大手メーカーもこぞって開発し、今ではほぼ標準搭載されているほど、エアコンの「当たり前」となりました。
自動お掃除機能とは基本的には以下のような仕組みです。
エアコンの自動お掃除機能の仕組み
- リモコンの「お掃除ボタン(もしくはクリーニングボタン等)」を押す
- エアコン内部にあるお掃除ロボットがフィルターの上を通る。
- お掃除ロボットについているブラシでフィルターについたゴミを集める
- 集めたゴミはダストボックスor屋外へ
ちなみにこの機能は「自動フィルタークリーニング」「お掃除ロボット」「フィルター自動洗浄」など様々な名称があり、一般的には「フィルターの自動掃除機能」として浸透しているかと思います。
そして、ここ数年ではフィルター以外の部分も自動でクリーニングするエアコンも登場しています。最上位のモデルは、内部奥の送風ファンや熱交換機の汚れまで落としてくれるんだとか!ただ、その分値段は張ります…。
ちなみに、リモコンボタンにある「内部クリーン」と間違えられることが多いのですが、全くの別物なのでご注意を!
以下の項目に当てはまるときは、お掃除機能付きのエアコンと判断できます。
- リモコンに「お掃除」「フィルターお掃除」のようなボタンがある
- エアコンパネルを開けた場所に「ダストボックス」「お掃除ユニット」などがある
- 取扱説明書や本体にお掃除機能付きの表記がある
間違えやすいのが「内部クリーン」ですが、これは、自動お掃除機能ではなく、エアコン内部を乾燥させてカビの増殖や汚れの蓄積を抑えるための乾燥機能です。
機種や型式が分かるときは、あらかじめ業者に伝えておくと、その後のやり取りがスムーズです。
機種や型式が不明で判断がつかないときは、公式サイトなどを確認して、幅広い機種に対応している業者を選びましょう。
自動お掃除機能とは
「自動お掃除機能」=「内部クリーン」ではありません!
では自動お掃除機能の目的は何だと思いますか?
…実は「掃除」ではないのです。
エアコンのお掃除機能の目的は「掃除」ではない
自動お掃除機能が登場した初期は「省エネ」が最大の目的でした。
フィルターにホコリやゴミが溜まってしまうと(フィルターから出る)風量が減ってしまいますが、エアコンは設定された温度にするために通常よりもパワー(電力)を使います。
そのため無駄な電気代がかかってしまい、環境にも悪い影響を与えてしまうのです。
そこで、各メーカーはエアコンの稼働効率を落とさない=原因であるフィルターのホコリをなるべく内部に残さないようにするために、自動的で洗浄するお掃除機能を開発しました。
あくまで「省エネ」が目的なので、清掃機能としては100点満点とはいい難いのが現状…。人の目でみて作業するわけではないので、汚れを取るのにも限界があります。
一口に汚れと言っても様々な種類がありますよね。
例えば、
エアコン汚れの種類
- こびりついたホコリ
- 大きすぎるゴミ
- 発生してしまったカビ
これらの汚れはエアコンの内部に残ってしまうことがほとんどです。AIを搭載したり、ロボットの動きが向上したとはいえ、人の手のように「汚れに合わせた掃除」ができるわけではありません。
最近になって、ようやく「クリーンさ」を売りにする機能を追加するメーカーが出てきましたが、それでも100%綺麗にすることは難しいようです。
そのため、ほとんどのメーカーのホームページ上では
フィルター自動洗浄を使用しても。。。
- 汚れが全て取りきれるわけではない
- すでに発生してしまったカビは抑制出来ない
といった注意書きが必ず載っていました。どうやら「フィルター自動洗浄とはいえ掃除をしなくても問題ない!」わけではないんです!
エアコンの自動お掃除機能がいらない3つの理由
ここからは、「エアコンの自動お掃除機能がいらない3つの理由」を解説していきます!
エアコンの自動お掃除機能がいらない3つの理由
1. 掃除が完璧なわけではない
フィルター自動洗浄と言われる自動お掃除機能がメインで綺麗にしてくれるのは「フィルター」のみ。クリーニング力も弱く「ホコリを取り除く」というよりは「付着したホコリを一箇所に集める」機能しかありません。
そのため、こびりついてしまった汚れについては取り切ることが出来ずにどんどん溜まっていってしまうんです。名前だけで「掃除しなくてもいいんだ!」と勘違いしてしまったら最後、ゴミだらけの風を部屋中に送り出すことになってしまいます…。
しかも、冷房や除湿機能を使うと内部の湿度が上がるため、カビからするとエアコンは超優良物件!繁殖し放題な環境が揃うことになってしまいます。
そして、自動お掃除機能はカビには全く効果がないんです…。
前述したように「内部クリーン」という除湿機能もついていますが、あくまでカビを「抑制」するもの。自動お掃除機能と同じように、どのメーカーも「すでに発生したカビを取り除く機能ではない」と謳っています。
2. 値段が高い
携帯やパソコンのような精密機械と同じように、エアコンも機能が増えると価格が上がってしまいます。
お掃除機能あり、なしではどのくらい価格が違うのでしょうか?主要5メーカーをピックアップしてまとめてみました。
お掃除機能 あり | なし | |
富士通 | 74,800円〜 | 39,300円〜 |
東芝 | 54,800円〜 | 46,288円〜 |
ダイキン | 56,200円〜 | 46,666円〜 |
三菱 | 66,744円〜 | 39,500円〜 |
日立 | 59,800円〜 | 38,380円〜 |
※お掃除機能ありの価格は、【お掃除機能が搭載されている各社の最下位ランク】且つ【6畳タイプ】の型番を元にしています。また、お掃除機能なしの場合は、【各社の最下位ランク】且つ【6畳タイプ】の型番を元にしています。
※税込価格で表記
ダントツで差が開いていたのが富士通。その差額、なんと約35,000円!続く三菱や日立も20,000円を超える差額を叩き出しており、定期的なクリーニングが必須なら、仮初の掃除機能(=自動お掃除機能)にわざわざこんな高い金額を払う必要はないのでは?と思います。
そして、高くなるのは本体だけではありません。業者に頼むエアコンクリーニング代もこんなに違うんです。
お掃除機能なし | お掃除機能付き | |
おそうじ革命 | 9,980円~ | 18,700円 |
おそうじ本舗 | 12,100円 | 20,900円 |
カジタク | 14,520円 | 22,880円 |
ダスキン | 14,300円 | 25,300円 |
※税込価格で表記
お掃除機能がないタイプは13,000円前後で依頼できるのに対し、お掃除機能ありのタイプは最低でも20,000円前後。モデルによっては追加料金が発生する場合もあるんです。
せっかくいいエアコンを買っても、クリーニング代が高くついてしまうのは勿体ない!
しかも、この金額はあくまで「業者がクリーニングを引き受けてくれた場合」の話。あまりに複雑な作りをしているエアコンは、業者側が依頼自体を断られることもあるんです。
3. セルフクリーニングが難しい
「業者に頼むと高いし、自分でやったほうが節約になるかも!」
なんて思っている方、いらっしゃるんじゃないでしょうか?
…それ、絶対にやめてください。
セルフクリーニングには、デメリットしかないんです!
まず、エアコンのクリーニングで難しいと言われているのが部品の取り外しです。
お掃除機能ありタイプのセルフクリーニングデメリット
- 折れやすい素材で出来ている
- ビスやネジが錆びついている
- 部品の個数が多く、なくしてしまいがち
これだけの問題をクリアしてうまく取り外せたとしても、今度は水分が部品にかからないように気を配らなければなりません。
配線や基盤がむき出しになっている状態で薬剤や水をかけてクリーニングしていくため、相当技術がないと(配線や基盤部分に)水分がかかってしまい、故障の原因に。ショートしたままのエアコンの使用は、火事を引き起こすことも!
ちなみに、エアコン内部の水濡れは気づかないうちに起こることもあるようです。散布した薬剤や水分が湿気となり、見えないところでじわじわと基盤を侵食していくのだそう。
「急に火が出た!」
「知らないうちにショートしてた!」
こんなトラブルのほとんどは、セルフクリーニングが原因!こんな危険なリスクを負ってまで節約を選びますか・・・?
こちらがプロのエアコンクリーニングの様子です。
手際よく分解していきますが、これは長年の経験と技術があるからできること。同じようにやろうとしても、絶対に出来ません。
また、プロでもお掃除機能付きエアコンのクリーニングに要する時間は2~3時間。素人が行った場合、1日でも足りるかどうか。
こんなに手間と時間をかけたとしても、故障する可能性は大!万が一動かなくなったとしても、保証対象外となります。そうなると、新しいエアコンを購入する羽目になってしまいます。
デメリットしかないセルフクリーニング、絶対にオススメしません。
エアコンメーカーが自動お掃除機能を外さない理由
高いお金を出しても、期待しているほどの働きをしてくれない自動お掃除機能。
それなのになぜ、メーカーは機能を外さないのでしょうか?その理由を考えてみました!
エアコンメーカーが自動お掃除機能を外さない理由
単価を高く設定できるため
まず1番に思い浮かんだのが「単価」について。お掃除機能があれば、単価を上げることができますよね。
消費者からすると「いらない機能なんだったら外して、その分安くしてよ!」と思うのは当然のこと。しかし、もし実際にお掃除機能がなく、安いエアコンだらけになってしまったら?
真っ先に起こるのが、メーカー対メーカーの最低価格競争!(だと思います。個人的に)
付加価値がない=お掃除機能がないエアコンを売るためには、すでに出ているモデルよりも値段を下げるしか方法がありません。
そのため、A社は40,000円で、B社は35,000円で販売しているところ、C社が20,000円のモデルを販売…。といったように、価格の変動が激しくなることが考えられます。
これでは、エアコン本体もそうですが、エアコン業界全体の価値も下がってしまいます。もしかすると、使い捨てエアコンなんてものも出たりして!?
消費者的にはバンザイかもしれませんが、メーカーやクリーニング業者からしたら大問題ですよね。
単価を高くしておきたいのは、利益を出すのと同じくらい、エアコンの価値を守るためなのかもしれません。
メーカー同士の競争が激しくなったため
次に考えられるのがメーカー同士の競争が激しくなったため。
最近では従来のフィルタークリーニングだけではなく、奥のドレンパンや熱交換器も自動クリーニングできるタイプが販売されています。
ほとんどのモデルには自動お掃除機能が標準搭載されており、エアコン業界全体が「安いモデルを販売する」よりも「いかに新しい機能を搭載したモデルを開発するか」に焦点を当てているように感じます。
エアコン業界が力を入れてる開発内容の例
- 自動クリーニング
- ヒトの体温を検知
- 部屋の奥までしっかり温める
- 専用アプリで、遠隔操作できる
どのメーカーも「とにかく便利なものを作り出す」ことに力が入っているようです。
正直、便利だとしてもメンテナンスが大変だと意味がないと思うんですが、できればシンプルな型で楽に掃除ができるものをつくてほしい。
もしくは、これまで「お掃除機能があれば掃除をしなくても大丈夫!」といった宣伝文句で売ってきただけに「今更お掃除機能に意味がないなんて言えない」なんて思います。
各メーカーのホームページをチェックしてみた
メーカー側の思惑を探るべく、各メーカーのホームページをチェックしてみました!一体「自動お掃除機能」はどのようにアピールされているのでしょうか?
比較対象にしたのは、お掃除機能搭載のうちの最下位モデル。1番小さな6畳タイプで比べてみました。
まとめた情報は全て、各メーカーホームページ上のエアコンラインナップページ、各モデルの詳細ページを参考にしています。
メーカーHPチェック項目
- 各メーカーの自動お掃除機能名称と紹介文の内容
- 掃除が不要という文言があるか
- よくある質問欄に「自動お掃除機能があっても掃除は必要か」といった内容の問い合わせがあるか
- その他特記事項
こちらにも着目!プラスして、ホームページの見やすさとわかりやすさを、独自の主観でランク付けしています。
それでは早速チェックしていきましょう(*^^*)
三菱
紹介文
名称:フィルターおそうじメカ「エアフィルターは自動のお掃除メカでいつも清潔に」小さく「使用環境により汚れが異なること」「お手入れが必要なこと」という注意書きの記載があり、定期的なクリーニングを推奨していました。
掃除不要の文言
ありませんでした。
よくある質問欄に「掃除は必要?」の問い合わせがあるか
ありました。が、ちょっとした問題が…。
「基本的にはフィルターのお手入れは不要です」と記載がありますが、「シーズン前にご自身でのチェックをおすすめします」と、バラバラな答えが。1枚目の質問掲載時期は2017年11月、2枚目は2018年7月なので、あとから変えたのかも…?それなら古い方は削除したほうがいい気も…!
その他
紹介文中に「ダストボックスも約10年相当の容量!」と大容量であることを強調していますが、こちらも「年間約2gのホコリが付着していた場合」と注意書きがありました。結論、「10年間放置しておいてもいい」というわけではなさそうです。
総合評価
【ホームページの見やすさ】
【わかりやすさ】
まとめ
- 文言は小さいものの、見逃さないための工夫あり。
- フィルター掃除についての回答が2種類あり、混乱してしまいそう。
- 断言はしない文章。
東芝
紹介文
名称:フィルター自動お掃除「フィルターについたほこりは自動除去」
定期的な掃除は推奨しておらず「汚れ残りが気になるとき」だけ水洗いをすすめる文言が記載されていました。
掃除不要の文言
画像にしっかり「お掃除の手間も不要」と記載あり!
よくある質問欄に「掃除は必要?」の問い合わせがあるか
ありましたが、「お掃除は必要です!」と言い切る形ではありません。
「汚れが気になる際は、取扱説明書に従い、お手入れを行ってください」とのこと。製品紹介ページには「掃除不要」って書いてあったのに…。
あくまで使用者側の判断ということなのでしょう。人によってはまだ汚れてないからと長いこと放置する人もいそう。それはマズイ気が…。
その他
自動お掃除機能紹介の最初に「エアコン内部のお掃除で省エネをキープ」との記載がありました。やっぱりお掃除機能は省エネがメインの機能のようですね。クリーン力は期待しないほうがよさそうです。
総合評価
【ホームページの見やすさ】
【わかりやすさ】
まとめ
- 画像に思いっきり「掃除不要」と記載あり。
- クリーニングのタイミングは明言せず、あくまで「汚れが気になったら」。
- (お掃除機能の性能をわかった上で)正直に書いているようには思えなかった。
ダイキン
紹介文
名称:フィルター自動お掃除「エアフィルターに付着したホコリをブラシがかきとりダストボックスへ回収」
特に定期的な掃除を推奨する文章は(製品紹介ページ上では)見当たらず。注釈もありませんでした。
掃除不要の文言
なし。ハッキリと断言しないところは他のメーカーも同じようです。
よくある質問欄に「掃除は必要?」の問い合わせがあるか
なんとありませんでした…!が、「フィルター自動お掃除について」という項目からのAIチャット内に…。
「エアフィルターに油汚れやタバコのヤニが付着する環境では汚れが取り切れない場合があります。」
ありました!やはり、綺麗に完璧な掃除をするのは難しいようです。消費者目線で意見をするのであれば、他のところにも目立つように書いてほしいですね。
その他
特になし。
総合評価
【ホームページの見やすさ】
【わかりやすさ】
まとめ
- 必要な情報が欠けている。
- 取り切れない汚れがあることは、製品紹介ページにも載せておいて欲しい。
- 「自動お掃除機能」の名称では、やっぱり勘違いしてしまいそう
富士通
紹介文
名称:フィルター自動お掃除。特に紹介文もなく、注釈もありません。ただ、「着脱がしやすいため、掃除もしやすい」との文言が。自動お掃除機能があっても掃除は必要ってことですね。
掃除不要の文言
ありませんでした。
よくある質問欄に「掃除は必要?」の問い合わせがあるか
ありません。その代わりにこちらのお問い合わせをチェックしました。
情報が少なくて驚きです。他のメーカーだと「定期的なクリーニングが必要です」「ホコリやゴミは全て取りきれるわけではありません」のような注釈があります。
これだと「掃除しなくていいんだ」と思ってしまいます。
その他
冷房機能、除湿機能を使ったときに発生する水分で、自動的に熱交換器の汚れを落とす「ハイドロフィリック熱交換器」なるものもあるようですが、そちらには「ホコリや油の多いところでの使用は、熱交換器自身の洗浄が必要になる場合があります」と注意事項がありました。
「それってフィルター自動お掃除機能も一緒なのでは?」と思いますよね。
総合評価
【ホームページの見やすさ】
【わかりやすさ】
まとめ
- 全体的に注釈が少ない。
- 「掃除は必要か?」という問いに対してのハッキリとした答えがない。
日立
紹介文
名称:ステンレスフィルター自動お掃除「汚れにくいステンレスで内部の風の通り道を清潔に。」
製品紹介ページのお掃除機能部分にしっかりコチラの記載が!
「汚れやカビを全て防げるものではありません」との記載がありました。お掃除機能があっても、やはりクリーニングは完璧ではないのです。
また、ダストボックスについても「半年に1回を目安に定期的に確認して、ホコリが溜まっているときは掃除をしてください」とハッキリ書いています。
「ステンレスフィルターを自動でお掃除しても、使用状態や環境により、フィルターの汚れが取れないことがあります」という注釈もしっかりありました。
掃除不要の文言
ありませんでした。
よくある質問欄に「掃除は必要?」の問い合わせがあるか
ありました!
「状況によってはホコリや汚れが蓄積することがあります。その場合はエアコンクリーニング(内部洗浄)が必要となります」の記載が!
ちなみに、エアコンのお手入れとフィルター自動お掃除機能についてはこのような回答が!
自動フィルター掃除を設定していると、「リモコン操作による」フィルター掃除・室内機凍結洗浄を行う必要がなくなるとありました。
「リモコン操作による」というところが重要ですね。また、エアコンのお手入れについては「定期的にお手入れする必要があります」と記載があります。
この結果から、自動お掃除機能のクリーニングは完璧ではないということが証明されてしまいました。
その他
特になし。
総合評価
【ホームページの見やすさ】
【わかりやすさ】
まとめ
- 見やすく、注釈もしっかり書いていてわかりやすい。
- 「自動お掃除機能がついていても、クリーニングの必要性がある」ということについて、ほかメーカーよりもハッキリと記載があった。
業者に直撃してみた!
メーカー側の考えが見えてきたところで、もう一つ気になったのがクリーニングの業者の声。
自宅のエアコンクリーニングを担当してくださった作業員の方に、直撃してみました!
※ちなみに我が家のエアコンはお掃除機能がないタイプです。
Q1、やっぱりお掃除機能はいらない?実際の所、自動お掃除機能があるエアコンとないエアコン、どっちがいいんですか?
ハッハッハと笑いながらそう話す作業員さんに、目が点になる私。業者的には単価が高くできる、自動お掃除機能付きのほうがいいのでは…!
ーーでも、勝手に掃除してくれるって言いますし、クリーニング料金も高くできるんじゃないですか?
Q2、お掃除機能機能のデメリットって?いいことばっかりじゃないって、どんな悪い影響が…?
これは初耳でした…!作業員さんいわく、お掃除機能ありのエアコンは(ないものに比べて)部品の数もかなり多く、手間も倍以上かかるそうです。
しっかりと養生はするものの、基盤がむき出しになってしまうため、とにかく水濡れしないようにヒヤヒヤしながら作業しなければならないんだとか。
Q3、お掃除機能の掃除力ってどのくらいなの?機能だけじゃ、やっぱり奥まで掃除するのって難しいんですか?
ーーお話を聞く限り、業者さん的にもかなり厄介な機能なんですね。
Q4、お掃除機能はセルフクリーニングOK?
たまにいるんだよね~。「自分で掃除しました!!」っていう人。スプレーとか使ってさ。
ーースプレーとは、ホームセンターで売ってるやつですね。
安く済ませようとしても、リスクが大きすぎますね…。
Q5、クリーニングの頻度は?
Q6、結局のところ、お掃除機能があるエアコンは損してるってこと?
ーープロからしても、お掃除機能はあんまり意味がないということ?
まとめ
エアコンクリーニングのプロの意見を聞いても「自動お掃除機能は必要ない!」との見解
- 結局クリーニングは必要。
- 分解と取り外しがとても大変。素人では絶対に無理。
- メンテナンスを考えると、お掃除機能がないものの方がコスパ良し。
確かに、こうやって看てみると「自動お掃除機能」は案外損しちゃってるのかも。
お掃除機能付きエアコンを安く対応してくれるクリーニング業者
「お掃除機能付き」は必要なし!!と理解しても、今すぐに新しいエアコンを買い換えよう!とすぐに行動できるわけではないですよね。
むしろ壊れてもいないしもったいない!そんな方は、少しでも安く対応してくれる業者でエアコンクリーニングを依頼しましょう!
1回クリーニングをすれば約1年はキレイな状態が保てます!安さ重視の個人業者でも構造が複雑だとそれだけ追加料金が発生する場合も。
カジナビではこの他にもお掃除機能付きエアコンクリーニングのおすすめ業者を紹介しています!キャンペーン中の業者もあるので要チェック!
お掃除機能付きエアコンもクリーニングが必要!おすすめ業者8選を紹介|料金や口コミを徹底比較【2024年最新】
エアコンクリーニングを依頼する際は、エアコンの型番とお掃除機能付きである事は必ず伝えてください!業者によっては対応していない、追加料金がかかる場合もあります。
また、個人業者は駐車場代や出張費が別途かかる場合もあるので、しっかり確認しておきましょう!さらに、補償がしっかりしてるかどうかも事前に確認しておくことをおすすめします。
結論:お掃除機能は「必要なし!」
これまで信じていた自動お掃除機能の効果ですが、今回の調査で「やはり無意味」ということが判明。
掃除が不要なわけではなかったんです。
「フィルター自動洗浄」「自動フィルタークリーニング」「お掃除ロボット」など、魅力的な名前に騙されて「もう掃除しなくていいんだ!」と思ってしまいました。
この機能だけでは、内部を隅々まで綺麗にすることは(今の段階では)出来ません。そのため、クリーニングが必須となるのですが、その方法がなかなか厄介です。
自動お掃除機能付きエアコンのデメリット
- セルフクリーニングができない
- 業者クリーニングの料金が高くなる
- 業者でもクリーニング依頼を断られることがある
クリーニング料金だけではありません。
本体価格についても、お掃除機能つきのモデルの方が当然高くなります。その差2倍以上!最上位モデルの中には、20万円以上の超高額エアコンもあります。
お掃除機能は「必要なし!」
- 最下位モデルを購入
- オンシーズンは2週間に1回のセルフフィルタークリーニング
- 年1~2回の業者クリーニング
エアコンをお得に使いたいなら、本当はこれだけで十分です。買い替えや新規での購入を検討している方、メーカーや量販店の思惑に騙されないでください!
高いもの=いいものだと思い込み、手間省けると信じて購入した「自動お掃除機能つきエアコン」
実際には、完璧な掃除はできずに後のメンテナンスに手間も金額もかかります。
それなら「自動お掃除機能」なんて不要です!皆さんも、そう思いませんか?